TOSSY SQUAD Chronicle

あらゆる悪徳 全ての罪悪をぶち撒けた様な鉄火の地獄は去り、辛うじて戦場と呼べる小競り合いに過ぎなくなったネーロイムス。我が小隊も次なる戦場へ注力しつつあり、ここにTOSSY SQUAD工廠ネーロイムス別室が辿った変態ハウンドの開発と研鑽の軌跡を記し、一つの里石としたい。 としあき二次裏に栄光あれかし。

− TOSSY SQUAD小隊長 bonkura geek

歴史

黎明期

資金も十分なパーツもそろわない状態で戦線に投入されたため、とりあえず大積載の脚部にもてるだけの武装をつんだ間に合わせとも言える機体が大勢を占めた。
構築の吟味が耐久性、集弾性、被弾率低下などに繋がるという発想にも至っておらず、キャタピラか二脚の上にコクピットコクピットの周辺に武装といった素直な機体が多く見られ、ロールタイプも曖昧であった。


第1期

ロールタイプを意識した武器と脚部が選択されるようになり、回避し易くするために主要パーツを縦に積み細いシルエットにする、スペーサーを使いコクピットの前に盾を置くなど、構築にも戦闘を意識した工夫が見られるようになる。
またホバーやホイールを用いた高速機による奇襲戦や司令部破壊工作も盛んに行われるようになった。



第2期

武器や脚部毎の特性の研究が進み、各ロールタイプに鋭角的に特化した機体の構築がなされるようになり、スカッド毎に顕著な個性が現れだした。TOSSYSQUADでも集束スナイパーやチンコ装甲、三連ミサイル二脚などの開発に成功し独自の路線を歩み始める。
またこの時期、高弾速、高火力、高精度のスナイパーキャノン、及び絶大な火力と圧倒的な攻撃範囲を持つヒュージキャノンを無償で配布するというラフザカエルの狂気の裁定により、ネーロイムスは混乱と暴虐の嵐に飲み込まれていく。


第3期

「エコーに鳥曲!2機!」といった報告を聞かない日は無いほど戦場にあの悪魔共が溢れかえった。鳥曲はほとんどのライトアームズを、1回 乃至は2回の近弾を与えるだけで全壊しうるほどの火力を持っており、ホバー、ホイール、二脚といった全ての軽量高速機を戦場から駆逐した。
TOSSYSQUADでもこの事態を重く見、鳥曲の数少ない対抗となる直射砲、及びスナイパーキャノンの集束射撃、また鳥曲機自体の研究を深めていく。
・鳥曲
・鳥曲2
・鳥曲3


第4期

結果、TOSSYSQUADでは耐久力を捨て極限まで瞬間火力と集弾性を高めたスナイパーや、スペーサーや盾を効率的に使い全面を装甲で覆ったきわめて高い耐久力を持った直射アタッカーなどの構築研究が飛躍的に進み、たとえ鳥曲に対峙しようとも一方的に蹂躙されることはなくなった。
また、各ロールタイプの構築の進化も収束していきテンプレートと呼ばれるような機体もいくつか見られるようになる。

・4門盾直
・3門モル中盾直


第5期 1次パッチ以後

国連が戦争事態の沈静化と安定を図るため、周辺事態国へ非人道火器使用抑制を働きかけ、榴弾炸薬量削減などの国連決議により数多くの改変がもたらされた。しかしながら、その安直で場当たり的な対策は、ヒュージキャノン自体の死を招き、それまで鳥曲により抑圧されていた多数の高速機による司令部突撃作戦の台頭という、最も忌避すべき状況を呼び込む結果となり、ネーロイムスはその混迷の頂点を極めた。
これを契機に各国の前線を支えていた有力小隊が次第に(ただし確実に)戦場を離脱しはじめ、戦火は縮小するも事態打開はより遠退いてしまったといえる。
・ショットガンホイール
・グレホイール
・ショットガン満載タンク


第6期 2次パッチ以後

まるでラフザカエルの大規模な新兵募集に呼応するように前国連決議の見直しが行われ、ショットガンや車両にも厳しい制限が付帯するようになり、一時のような混乱は沈静化に向かった。
TOSSYSSQUADも新たな機体の研究開発を行い、本格的稼動を再開した。
当初からその存在が噂されながら、一切が秘密とされ、存在自体がデマゴギーであるとも一部で実しやかに囁かれていたタラキアの地上戦艦との会戦、及びその撃破など嬉しい報もあったが、かつての活況は失われて久しく、戦場は小規模戦闘を繰り返す掃討戦の様相を呈し、現在に至るもその状況に変化は見られない。



おまけ - ぼんくらスナイパー変遷の歴史

なにしろ2年もスナイパー作ってるのでこの辺で書き留めておこう!

  • 積んだだけ(タラ逆、エペx2-2-2)
    • 総火:C-
    • 瞬火:E+
    • 耐久:D
    • 移動:D
  • 誰でも作る初期型スナイパー。このありふれた構築のスナイパー機は移動力、瞬間火力、耐久力全てが低くハウンドとしては駄作。当初、少なくない傭兵が「スナイパーは役立たず」という印象を持っていた。

  • 斜め積み試作(シャル逆、シャル砂x4、シャルサブスナx4)
    • 総火:D
    • 瞬火:C
    • 耐久:E
    • 移動:C
  • 積み方、および射撃設定によって弾体の集束が大きく変化することに気が付き、射撃の反動を利用して次門の弾道補正を行う機体を試作。TOSSYSQUADが配備する全ての集束スナイパー機の始祖。サブスナイパーライフルはACV掃除、パイプ破壊、敵が隠れている建物の破壊等に使用した。

  • 斜め積み前盾(シャル逆、シャル砂x2、Epeex3)
    • 総火:D
    • 瞬火:C+
    • 耐久:C
    • 移動:C
  • スイッチ射撃の着想を得て、スナイパーキャノンを5門以上集束させることを試みた機体。またカウンタースナイプの定石化に伴い、コクピット前に盾を装備し耐久向上を図った。結果として初期ハウンドとしては比較的高いレベルでバランスの取れたスナイパー機となっており、SC200の完全配備まで活躍することとなった。

  • 6門集束試作(モル逆、sc200x6)
    • 総火:B+
    • 瞬火:B+
    • 耐久:C-
    • 移動:D-
  • 対鳥曲戦闘を目的とし、大積載と高い平衡特性をもつモル逆脚にSC200を限界まで積み、瞬間火力の究極を目指した試作機。初弾の位置が腰ジョイントから大きく離れたやや無理のある構築のため、収束性はあまり高くないが、投影面積の大きい鳥曲に対しては大きな戦果をあげた。

  • 3−2門軽スナ試作(シャル逆、sc200x3-2)
    • 総火:B-
    • 瞬火:C
    • 耐久:D
    • 移動:C
  • 新たに配備されたマルチスペーサの有効利用を模索中に開発された機体。瞬間火力、精密性、移動力すべてバランスよく持つ「軽スナイパー」と呼ばれる行動的、攻撃的なスナイパーの先駆けとなる。

  • 3−2門軽スナ改(シャル逆、sc200x3-2)
    • 総火:B-
    • 瞬火:C
    • 耐久:C
    • 移動:C
  • 試作の特性をそのままに構築を見直し、より堅牢に、よりコンパクトに、より操作しやすく改良した軽スナイパー機。非常に完成度が高く、TOSSYSQUADでは軽スナイパーの標準機としており現役で活躍している。その扱いやすさから初めて使うスナイパー機としても相応しい。

  • 5門ヘキサ試作(シャル逆、sc200x5)
    • 総火:C
    • 瞬火:B-
    • 耐久:E
    • 移動:C
  • 移動力と瞬間火力の両立を目標に、シャル逆脚でSC2005門を集束させる機体の実用検証機。某ブログで公開されていた機体構築をベースに、独自の改良と調整を加えた機体。腰部ジョイント前部に砲身を集め、斜め積み軽スナイパーが抱える「遠距離狙撃における集束性の低下」という問題も解消し、耐久性以外の面において優れた性能と構築の実用性を示した。

  • 4脚7門集束試作(モル四脚、タラDLスナx7)
    • 総火:C-
    • 瞬火:A+
    • 耐久:C-
    • 移動:E-
  • Sable7門集束射撃という超火力と実用に耐える耐久性を同時に実現した実験機。火力も然ることながら、脚部を除く正面投影面積は細くカウンタースナイプに強い。投入するマップと立ち回りさえ間違えなければ使える機体。

  • 6門集束改(シャル4脚、sc200x6)
    • 総火:A+
    • 瞬火:A
    • 耐久:C
    • 移動:E+
  • 脚部をモル逆脚からシャル四脚へ差し替え、移動速度はやや落ちたが、集束性と耐久性、及び増弾による継続火力の向上など総合的な強化が実現されている。四脚の特性上、前後進の速度が変わらず起動トルクも高いので、短い距離の前進、スイッチバック、停止を織り交ぜると敵のカウンターを回避しやすい。

  • シャル逆5門集束(ヘキサ)改(シャル逆、sc200x5)
    • 総火:B
    • 瞬火:B
    • 耐久:D
    • 移動:C
  • 試作機で問題となった耐久性を向上させるために構築を見直した機体。コクピットを差し替え、片側側面、正面をスペーサ、盾、ジェネレータで覆い耐久向上と事故死の防止と集束性の保持を図った結果、もはやヘキサ型とは言い難い構築となる。集束性は僅かに下がったが、瞬間火力と移動力を併せ持った実用性の高い軽スナイパー機に仕上がっている。

マルチスナ

  • グレネードスナイパー(シャル逆、SC200x4、単発グレx2)
    • 総火:C+
    • 瞬火:C+
    • 耐久:C
    • 移動:C
  • 少人数戦時に使用し、主に前衛機と行動を共にすることを目的とした汎用的な軽スナイパー。単発グレネードは2門と言えど爆風ダメージが高く牽制、掃討武器として使用される。射撃順は固定されるが前積み4門の集束性も距離を問わず良好で、非常にコンパクトなバランスの良いスナイパーとなっている。

  • スカウトスナイパー(シャルタイヤ、SC200x3、単発グレx2)
    • 総火:C
    • 瞬火:C
    • 耐久:D
    • 移動:A+
    • 広いマップでのコムバス確保、陽動、斥候等のスカウト的な行動を重視した機体。ホイール機ながら集束性は良好で、高速でスナイプポイントを移動しつつスイッチアサルトアタッカー、軽スナイパーなどの低耐久機の側面を突き、陽動を兼ねた一撃離脱を得意とする特殊なスナイパー機。グレネードも2門装備しているので掃討や共闘も可能。

  • コマンダースナイパー(タラ逆、SC200x4、最小NAM)
    • 総火:C
    • 瞬火:C+
    • 耐久:D-
    • 移動:D+
  • 移動力と瞬間火力を保持しつつ、NAメイカー装備を目的に構築した機体。遠距離への集束性は劣るが距離1000強程度であれば十分スナイパーとして活躍できコマンダーとしては使いやすい機体。機体投影面積が大きく、さらにコクピット側面が開いているため耐久性はあまり期待できない。コマンダー機なのでスナイパーキャノンとNAで戦場をコントロールする手腕が問われる。